翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「見張り小屋の段」 『忍たま乱太郎』16期第28話

「見張り小屋の段」
忍たま乱太郎』16期第28話
2008年5月7日放送

 

前回の続き。

 

三年生は委員会では上級生と下級生の間に挟まれ、授業でも上級生と組む事が多いので、下級生に指示を出して引っ張っていく指導力が育っていない。しかし、今回の山賊退治は三年生以下しか参加できないので、今回は三年生が考えて指示を出す事に。
ここまで来ると学園長の真意が面白いように実現していっているので、それを見ている山田先生もなんだか楽しそう。

 

山羊は羊ほど臆病ではないので羊の群れの中に山羊を一匹入れておくと敵に襲われた時に羊は山羊を頼って山羊の周りに結束するとの事。その話を長次から聞いた滝夜叉丸は山羊の役割を担う事になった三年生に同情する。
滝夜叉丸の所属する体育委員会は暴君・小平太が絶対のリーダーシップを発揮していて滝夜叉丸が先頭に立って皆を引っ張っていく事があまり無いので、いきなりリーダーを任される事になった時の大変さを今回の話で実感できたのかもしれない。

 

下級生達の石を投げての威力偵察が失敗に終わり、ここからは上級生の手助け。
まずは戦う会計委員会が三木ヱ門のさち子3世で砦の門を撃破。そのさち子3世を撃つ為に火薬委員会が手伝い、図書委員会はメモを渡して「参差の術」のヒントを下級生達に伝える。
ここでは上級生が直接門を破壊した会計委員会と火薬委員会より下級生に指示を出して動かした図書委員会の方がポイントが高かったらしい。ここは情報を大事にしている忍者らしい採点であった。

 

この参差の術に参加しなかったのは図書委員会である一年は組のきり丸の指示に従いたくなかった一年い組のメンバー。委員会対抗戦なのに委員会ではなくて組の対抗意識を持ち出してしまったのが敗因。

 

八左ヱ門と兵助は今回の委員会対抗戦からの登場。
八左ヱ門は「いったん生き物を飼ったら最後まで面倒を見るのが人として当然だろう!」と言うように叫んでいる台詞が多く、他にも生き物を飼っているやボサボサ頭等でアウトドアな熱血タイプと言うイメージになっている。
一方の兵助は全体的に落ち着いている他、危険な火薬の取り扱いを任されている等でインドアな冷静タイプと言うイメージ。
今回のシリーズで初登場となった二人だけどイメージを正反対にする事でそれぞれ印象付けた感じ。
そう言えば、この頃はまだ豆腐関連のエピソードは無く、火薬委員会は豆腐委員会ではなくてちゃんと火薬を扱っていた。

 

三之助も今回のシリーズで初登場となったがこの頃はまだ「無自覚な方向音痴」と言うキャラは無く、三年生の中でも常識人でツッコミ役で皆に色々と指示を出す役を担っている。この頃はしっかりしていたんだなぁ。

 

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