shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』と柴田亜美さんの『南国少年パプワくん』のレビューもあります。

ミュージカル『忍たま乱太郎』第7弾 ~水軍砦三つ巴の戦い!~

ミュージカル『忍たま乱太郎』第7弾 ~水軍砦三つ巴の戦い!~

 

最初にタイトルを見た時は「三つ巴ってどういう事?」と思ったが、忍ミュでは忍術学園と兵庫水軍はまだ面識が無かったのか。「兵庫水軍エピソードゼロ」の意味が分かった。忍術学園と兵庫水軍の出会いを改めて描くと言うのは原作やアニメではもう出来ない忍ミュだから出来る話であった。

 

きり丸のアルバイトについて歌う乱きりしん。「最初は付き合いだったけれど今は日課作業」と言うのが現在の3人を示していた。正直言うと、アニメとかで乱太郎としんべヱはよくきり丸のアルバイトに毎日付き合えるなぁと思っていたが、そうか、乱太郎としんべヱにとってはきり丸とのアルバイトは既にそこまで日常に入り込んでいたのか。

今回のアルバイトはワカメ採り。しんべヱはワカメだけは食べられないんだったっけ。あまりにも懐かしい設定の再登場にちょっと感動した。

 

歌と言えば、まさか濡れオナゴの歌が出てくるとは思わなかった。怖さを吹き飛ばす為に大声を出して歌うみたいなものかな。曲もお化け関係なのに怖くない雰囲気になっていたし。

ところで現代なら妖怪は存在しないで良いんだけど、この時代は妖怪と言うのはどういう風に捉えられていたんだろう? なんとなくだが、この時代に妖怪は存在しないと言えちゃうのはかなり限られた人だと思う。

 

今回は兵庫水軍の他、乱太郎達も私服だったので各キャラクターが色々なカラーの服を着る事になり、少し遠い所でもキャラの見分けがついて見易かった。

 

「枠線破り」と言う原作やアニメと言った二次元でしか出来ないと思われたネタを使ってきたのに驚いた。でも、舞台装置の移動無しで違う場所にいる人物を出せるので実は舞台向けのネタなのかもしれない。

 

今回のメインは兵庫水軍。

第三協栄丸さんの再現度が高い!

義丸が原作やアニメに比べて血の気が多いと言うか乱暴な言葉遣いをする人だなと思ったが、原作やアニメでは乱太郎達はお頭の客人なので失礼が無いようにしているのかな。今回は信用ならないドクタケとのやり取りがメインだったので、ドスを利かせた態度を取っていたと思われる。

 

六年生側のメインは仙蔵。今回は色々と不調だったが、こういう時にフォローに入るのは文次郎と言うのがなんか分かる気がする。「ギンギーン!」のイメージがあるけれど、その一方で結構細かい事に気付く人だったりするから。

 

兵庫水軍と六年生の武器を合わせた戦いが上手かった。こういう武器の設定を細かく使っていくのは戦闘好きとしてはとても嬉しい。重を説明役にしてキャラ立てしたのも上手かった。

 

ドクタケ忍者隊側のメインはキャプテン達魔鬼。第三協栄丸暗殺の時に六年生に囲まれるも人数が少ない方が兵庫水軍にバレた時に姿を隠しやすいとすぐに判断したのが素晴らしかった。さり気ないけれど、戦闘で人数が少ない方がメリットが生じる場合があると言う展開に見ていてちょっと驚かされた。

 

その第三協栄丸暗殺の時だが、仙蔵が作戦の提案をしてからドクタケが実際に行動を開始するまでの抑え気味の演出が緊迫感を生み出していて盛り上がった。こういう演出が出来るのはミュージカルならでは。

 

細かいところだが、伝子さんと半子さんの所に六年生が姿を現す場面がこれまた実に忍者らしくてカッコイイ。

 

第三協栄丸さんの「仲間の為に人を疑うなとは言わんが、疑うべき人を間違えんじゃねー!」は名言。本作の第三協栄丸さんはこの人になら付いて行きたいと思わせるリーダーの素質があった。

 

クライマックスのストンプが迫力があってカッコ良かった。こういう荒々しいのは兵庫水軍に似合う。