翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「先代お頭の焼き物の段」 『忍たま乱太郎』17期第66話

「先代お頭の焼き物の段」
忍たま乱太郎』17期第66話
2009年6月29日放送

 

ドクタケ忍者隊の先代お頭が登場すると言う驚きのエピソード。
先代お頭は原作では一度きりの登場で終わっている。登場しなくなった理由は不明だが、そのフォローが今回のアニメオリジナルでされている。こういう原作のフォロー部分って尼子騒兵衛さんは関わっているのかな? もし関わっているのならどのように関わっているのか知りたい。

 

先代お頭は今も忍者だがドクタケ忍者隊とは距離を置いていて、今は趣味を生かした焼き物をしているとの事。八方斎はきり丸がもたらした情報が無いと先代お頭の現状を知らなかったようなので、この二人は本当に今は会っていなかったようだ。

 

先代お頭の居場所を知った八方斎は先代お頭の窯を襲う振りをして実は焼き物を全部買い上げた。いぶ鬼が言うには「八方斎は照れ屋だから」との事だが、ひょっとしたら、先代お頭の今の居場所はドクタケには知られてはいけない事情があったのかもしれない。たとえば抜け忍だったとか。

 

先代お頭がかつて自分達の暗殺を企んでいたと言う話を聞いてもきり丸はあくまで商売相手として接する。この割り切りがきり丸らしい。『帰ってきたウルトラマン』で宇宙人の疑いを掛けられた少年が町の人々に迫害されて食べ物も売ってもらえない中、あるパン屋さんが少年にパンを売った話がある。同情はいらないと言う少年に対してパン屋さんは同情はしていないと言い、一度売ったらまたあの少年が買いに来ると言う人に対してもそれで良いと答えたパン屋さんの理由は「だって、ウチはパン屋だから」であった。それに通じるところがきり丸にはあると思う。

 

でも今回は「いくさの相手は?の段」に続いてきり丸の危うさが出てしまった話でもある。先代お頭が今は焼き物を焼いている事を知ったきり丸はそれをドクタケ忍者隊に知らせたら皆が買いに来ると思って独断で行動する。でも、先代お頭がドクタケと何かトラブルを起こしていたらこの行動は軽率だったと言わざるを得ない結果になっていた可能性がある。

 

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