shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』と柴田亜美さんの『南国少年パプワくん』のレビューもあります。

「楊戩のテスト」 『封神演義』第14回

「楊戩のテスト」

封神演義』第14回

 

楊戩は既に仙人の免許を持っているのに道士を名乗っている。その理由を楊戩は「弟子に時間を割くよりも自分の技をもっと磨きたい」と答える。

これも理由の一つであろうが気になるのはこの後に元始天尊が楊戩の事を「仙人界で唯一「術」で宝貝以上の奇跡を起こせる天才」と説明している事。後の話で張天君は「変化能力は妖怪仙人が人形を取るのを進化させたもの」と推測し、王天君は「楊戩は自分が妖怪仙人である事に負い目を感じている」と問い詰めた。この事から「妖怪仙人の能力を進化させた事で得た術で賞賛され仙人の免許を得ても楊戩はそれを受ける事が出来なかった」と考える事が出来る。

 

楊戩は太公望をテストして結果によっては自分が代わりに封神計画を担当すると言ったが、これも封神計画と言う困難なプロジェクトを遂行する事で「僕はこれだけ一生懸命働きました」と安心したかったからと考えられる。

 

楊戩が太公望は一つ目か二つ目かのテストで脱落すると考えていたのは二つ目のテストに「自分と本気で戦う」を予定していたからだろう。この時点で崑崙山の関係者で楊戩と戦って勝てる人物は限られていた。しかし、太公望が戦いと言うテストそのものを無意味とした事でこの予定は崩れる事になる。

 

第三のテストである「難民を西へと送る」に対して太公望が怒るが、どうしてここまで怒ったのか? 太公望には楊戩を巻き込んでの策があったのでそれに向けての演技であるのだが、それとは別に「仙道の都合で民の生き死にに関わる事を行う」と言うのが太公望に「貴様はそんなに偉いのか!」と怒らせる原因になったと思われる。