shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』と柴田亜美さんの『南国少年パプワくん』のレビューもあります。

「TEST・終了」 『封神演義』第15回

「TEST・終了」

封神演義』第15回

 

太公望は二つ目のテストで楊戩の本気で戦えと言う攻撃をあえて無防備で受ける事で戦いに意味が無い事を説き、三つ目のテストでは自分が憎まれ役を演じる事で楊戩に民を救わせた。

正しい結果に導く為なら太公望は自身の肉体や名誉が傷付く事を恐れない。人間は誰しも保身を考えてしまうので太公望のような行動が出来る人は限られている。楊戩も(前回の自分の考察が正しいと仮定するなら)自身のアイデンティティーの為に修行や封神計画を行っていたとなるので、太公望を通して自身の過ちに気付いたのかもしれない。

 

太公望が難民を救う方法として考えた「自分が悪役を演じて、正義の味方・楊戩に民を救わせる」と言うのは実は「王天君が影の封神計画実行者で、太公望が表向きの実行者」と同じ形になっている。偶然なのか、太公望の中の「王奕」の部分が働いたのか…。そう考えると四不象が言った「こんな事ばかりしちゃ、いい事しても人のうらみを買うだけっスよ」を体現してしまったのがもう一人の太公望でもある王天君だったと言える。

楊戩は地位も名声も能力もあり見栄えもすると自分よりも封神計画の実行者に相応しいところがあるので、太公望は成り行きによっては楊戩を表に立てて自分は裏で汚い工作等を担当して妲己を倒すと言う手をこの時は考えていたと思う。