shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』と柴田亜美さんの『南国少年パプワくん』のレビューもあります。

「太公望の弟子」 『封神演義』第27回

太公望の弟子」

封神演義』第27回

 

太公望の弟子である武吉が登場。

武吉の父は蠆盆で命を落としていた事を知った太公望は改めて自分の不甲斐なさを感じる。ここで太公望が自分の過ちを償う為に武吉の面倒を見ると言う展開もあり得たが、それは武吉の「本当に悪いのは妲己」「自分は平和の為に戦いたい」と言う言葉で否定される。

おそらく作者は武吉を「太公望がかつて犯した過ちの結果」と言う「影」の存在ではなく、あくまで「正しい事をなそうと頑張る」と言う「光」の存在として描きたかったのだろう。武吉の話を聞いた太公望は「自分の過ちを償う為」ではなく「武吉に罪人と言う肩書きは似合わない」と言う理由で助ける事になる。

武吉はこの漫画にそぐわぬまっすぐなキャラクターなのだが、そんな武吉が眩しかったのか、「太公望は悪い妲己から逃げずに立ち向かった偉い人」と言う武吉の話を聞く太公望の表情にちょっと後ろめたさが見えた。

 

姫昌と衝突した武吉を姫昌本人は許そうとしたが、周公旦は四大諸侯を傷付けた者は死刑と法律で決まっていると反論。ここで姫昌や姫発が反論しきれなかったところに、姫昌が幽閉されていた7年間の西岐の政治は周公旦(と姫伯邑考)が担っていた事が分かる。もし姫発も政治に参加していたら何かしら意見を述べていたと思う。

 

武吉が姫昌と衝突したのは偶然だが、次回での紂王と妲己の無法を放っておいた姫昌にも罪があると言う話から考えると、紂王と妲己の無法によって父を失った武吉によって姫昌が傷付くのは一つの因果なような気がする。