shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』のレビューもあります。

「武成王造反④ -太公望の合流-」 『封神演義』第32回

「武成王造反④ -太公望の合流-」

封神演義』第32回

 

前回登場の天化。

この頃の天化はタバコを吸い、「だはは」と笑う等、どことなくオヤジ臭い。これは黄飛虎が主要キャラの中ではオヤジなキャラになるので、その息子である天化もオヤジ臭いキャラにする事で「黄飛虎の息子」と言う設定を強調したのだと思われる。

 

余談だが、後に天化は「若いわりにオヤジ臭いところがある」と言うキャラから「戦いに命を賭ける熱血戦士」「尊敬する父の力になろうとする息子」と言う側面が強くなっていく。この新たなキャラ属性は実は雷震子に通じるものがある。雷震子も父の力になろうとする熱血戦士だった。

実は天化と雷震子は一緒に活躍する事が殆ど無い。九竜島の四聖の戦いは天化のみ。魔家四将の時は最初に天化が出て、天化と入れ違いに雷震子が出て、雷震子が戦闘不能になると天化が復帰している。呂岳の時も天化が戦う一方で雷震子は早期に戦闘不能に陥った。その後の趙公明戦と仙界大戦では天化は戦うが雷震子は戦いの場から外れている。牧野の戦い前の特訓では雷震子が参加して天化は不参加。張奎戦や牧野の戦いでは雷震子の戦いが終わってから天化が戦闘を開始している。そして逆に天化が封神された後は雷震子の出番が増えた。

ここからは推測だが、作者の藤崎さんはキャラ設定の被る天化と雷震子を交互に登場させていたのかもしれない。しかし、趙公明戦や仙界大戦と言った目立つ話に不参加だった事で雷震子は天化に比べて印象が薄くなったところがある。

個人的には交互に出るより天化と雷震子を一緒に出してほしかった。父親への思いや熱血的なところで意気投合しそうだし、接近戦の天化に対して遠距離戦で空も飛べる雷震子のタッグは中々に強力だったと思う。

 

妲己の策略によって聞仲は朝歌を離れられなくなったが、その一方で黄飛虎を倒す為に刺客を送らなければいけなくなった。この事により聞仲自身が出ればすぐに事態を解決出来たのにズルズルと状況が悪化して朝歌と西岐の力関係が逆転していく事となる。また、九竜島の四聖や張桂芳と言った聞仲派の人材を消耗していく事にもなった。

 

「私とおまえの道はいま分かたれたのだから!!」と言う聞仲の独白で「聞仲と黄飛虎が互いに背を向けている」場面がある。これが現時点での二人の関係を示しているのだろうが、後に二人が実際に会って最後の戦いを経た時は「聞仲と黄飛虎は向き合って互いを見ている」場面だったりする。