shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』と柴田亜美さんの『南国少年パプワくん』のレビューもあります。

「老賢人に幕は降り㊤」 『封神演義』第53回

「老賢人に幕は降り㊤」

封神演義』第53回

 

太公望は自分が神鷹を引きつけている間に黄飛虎と崇黒虎を戦わせようとした。宝貝も霊獣もいない状態では崇黒虎は黄飛虎に勝てないと言う計算もあったのだろうが、「身内が人質になった」と言う共通点で黄飛虎が崇黒虎の説得に成功する可能性にも賭けていたと思われる。

 

太公望や黄飛虎では失敗に終わった崇黒虎への説得に成功したのは姫昌であった。

姫昌の説得は「北が朝歌に付けば西岐の戦力は二分されて殷を倒せなくなる」と言う「理屈」と「じきに自分は死ぬ。だから次の歴史を作る若者達の為に道を開いておきたいのだ」と言う「情」を揃えたものであった。息子の姫発が「情」の人間で周公旦が「理屈」の人間であると考えれば、父である姫昌はその両方を持つ人間であった事が分かる。