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shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』のレビューもあります。

「殷周易姓革命START!」 『封神演義』第67回

「殷周易姓革命START!」

封神演義』第67回

 

遂に周が決起集会を開いて殷に宣戦布告を行う。

殷には妲己や聞仲と言った金鰲出身の仙道が多くいるので周にも太公望を始めとした崑崙の仙道が援護する事になったと言う構図なので、崑崙の仙道も決起集会に呼ばれたのだが先日の魔家四将との戦いによるダメージで来れたのは楊戩だけだった。しかし、代わりに師匠である太乙、道徳、雲中子が参加。太乙と道徳はともかく、こういう行事に関心が無さそうな雲中子がよく来たものだ。誰がどのように説得したのだろう?

 

誘惑の術で民を煽動する妲己に対し、武王は太公望から渡された紙を読まず自分の言葉で民に語りかける。ここは最終決戦後に女媧が伏羲(太公望)に向けて語った「おぬしの仲間のあの気持ちが…私に操られた結果ではなく、あの者たちの内から出てきたものであってほしいと…お前はそう思うのだな」に繋がっているように思える。妲己に操られている殷の人々に対し、武王は誰かに指示されてではなくてあくまで自分の内から出たものを口にしたのだと。

 

以前に聞仲はこれからは総力戦になると語っていたが、実際に周で決起集会が行われた事を知ると「……太公望…見損なったぞ!! 民を争いに巻き込むとは!!!」と激怒する。おそらくこれが聞仲の本音であり本当は民を戦には巻き込みたくなかったのだろう。太公望の方も魔家四将との戦いを終えた時に「それでもわしはいやなのだ!!」と人間を戦に巻き込む事に対する本音を漏らしている。

 

魔家四将が豊邑を破壊したので民衆に好戦ムードが高まったと冷静に分析する趙公明

彼は今回の殷周易姓革命からは外れた位置にいるので事態を冷静に分析する事が出来る。ただし彼は分析は出来るし一応は忠告もするのだが本音を言えば殷周易姓革命そのものには興味が無いのでそれ以上は深く関わろうとはしなかった。

 

「わらわ達は影で人間を操る…。太公望ちゃんのやってる事と同じじゃないのん」と言う妲己に対して聞仲は「少なくとも太公望は人間のためを思っている!」と反論。

同じ金鰲出身で今は殷に身を寄せている仙道の中で妲己は人間を搾取の対象とし、趙公明は人間そのものに興味が無かった。聞仲と同じく人間を助けようと考えるのは敵である崑崙の出身で今は周に身を寄せている太公望のみだったと言うのが聞仲の悲劇であった。