shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』と柴田亜美さんの『南国少年パプワくん』のレビューもあります。

「仙界大戦四 -天才道士-」 『封神演義』第112回

「仙界大戦四 -天才道士-」

封神演義』第112回

 

仙界大戦で遂に全員登場した崑崙十二仙ではあるが、普賢真人、玉鼎真人、道行天尊以外の新キャラはあまり出番が無かった。なので、自分なりに十二仙の人物像を探っていこうと思う。

 

まずは慈航道人。初登場時に清虚道徳真君と一緒に「もえる~っ」と盛り上がっていたので、二人とも熱血体育会系に見える。その中でも清虚道徳真君は競技系、慈航道人は格闘系なイメージかな?(清虚道徳真君は天化のスカウトの時にシャドーボクシングをしていたけれど)

なんとなくだが二人とも試合の中継を見ていたら「そんなんじゃ駄目だ!」と騒ぎだし、しまいには「よし! 俺がマウンド(リング)に上がる!」とか言い出しそう。仙界大戦時に太公望の指揮に対して不満を述べたのも、スポーツ好きや格闘好きが試合を見て騒ぐのに近かったのかもしれない。

 

懼留孫大法師はどんな事態でも飄々としていて、個人的には『ドラゴンボール』の亀仙人のようなイメージがある。

 

玉鼎真人は二撃目の通天砲を打ち込まれたら自身の命も危ないと言うのに冷静に状況を見て皆を落ち着かせる事が出来ると理知的で冷静な人物である事が分かる。複雑な事情を抱える楊戩を預けられる事になったのも玉鼎真人のこういう人柄が理由だったと思われる。

 

ここで面白いのが文殊広法天尊。玉鼎真人が「太公望だからこそ通天砲の第一撃の被害を最小限に食い止められた」と言った後に「しかし…弟子たちは生きてっかなー…」と呟いている。「しかし」と言う事は玉鼎真人の言葉に異を唱えたと言う事である。つまり「太公望は被害を最小限に食い止めたかもしれないけれど、それでも弟子達が犠牲になったと言う事実はある」と言ったのだ。

こういうふうに太公望に対して批判を言える人物は実は少ない。四不象や周公旦が太公望にツッコミを入れる事はあるが太公望に説明をされると納得する事が殆ど。それに対して文殊広法天尊は「太公望の頑張りは分かる」けれど「それでも犠牲は出た」と批判している。このように太公望の頑張りも分かっている上で批判を言えるのは他には普賢真人くらいしか思い浮かばない。

文殊広法天尊の「ボソッと厳しい事を呟くキャラ」は中々面白そうだったので出番が少なかったのは残念。

 

通天砲の犠牲者を目の当たりにした時の対応で碧雲と赤雲のキャラの違いが明確になった。

 

太公望に多くの責任がのしかかる中、ストレートに「がんばるっス!」と言いに来る四不象が良い。こういう時は分かりやすく言葉で直接言ってくれる方が逆に良いと自分は思う。

 

空間が割れて紅砂陣が姿を現すと言う演出が好き。

藤崎竜さんがウルトラシリーズを見ているかどうかは知らないが、『ウルトラマンA』で空が割れて異次元空間が現れると言う演出を思い出す。