shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』と柴田亜美さんの『南国少年パプワくん』のレビューもあります。

「通天教主THREE」 『封神演義』第131回

「通天教主THREE」

封神演義』第131回

 

「オレは楊戩を守るため札を全部破壊する」。

韋護も言っていたが哪吒がこういう事を言うとは…。

張桂芳&風林戦では「そんな宝貝に捕まるような弱い奴は死ね!!」と言って実際に見殺ししかけていたのだが、その後、様々な戦いを経る中で段々と変わっていった哪吒。この時期の話はどうしても楊戩に注目が集まってしまうのだが、実は哪吒の変化も色々と描かれている。

 

哪吒の援護を受けて韋護は姚天君を撃破!

強キャラ感のある韋護だったがこの後の戦いでは特に目立った活躍は無かった。

感覚で戦うので十天君のような特殊能力系に対しては強いが、張奎、紂王、女媧のような直接戦闘が強い相手は相性が悪かったのかもしれない。

 

ところで姚天君は哪吒相手に落魂の光を使い、韋護相手に破壊の呪符を使っている。どう考えても逆のような気がするのだが…。攻められるとパニクって判断力が鈍るのかもしれない。

 

今回は楊戩の「孤独」について語られている。

玉鼎真人が楊戩に「ずっと人間でいなさい」と言ったのは崑崙では妖怪は受け入れられていないからではなく、悪人・妲己に見付からない為であった。人間と妖怪は不仲とか妖怪に対する偏見があると言った台詞がチラホラあるが、実際には妖怪である白鶴道士が崑崙で受け入れられている事から分かるように崑崙では妖怪は受け入れられないと言う話は無い。なのでかつて王天君が楊戩に言ったように妖怪である事がバレたら楊戩は皆から迫害されると言った話は無かった。それは楊戩も分かっているらしく、楊戩が描いた太公望のイメージシーン(「そして僕には無いものを沢山持っている」のシーン)では妖怪である白鶴道士も太公望と一緒に描かれている。

崑崙の仲間達や太公望は妖怪であっても受け入れてくれる。つまり問題は太公望側にあるのではなく楊戩側にあると言う事になる。すなわち、太公望達は楊戩が妖怪であっても受け入れる。あとは楊戩が太公望達に自分が妖怪である事を打ち明けられるかどうかなのだ。

 

楊戩の「変化の術の達人」を「嘘の自分を作り上げてきた」と解釈したのが上手かった。楊戩絡みのエピソードは設定とドラマの融合、伏線の生かし方、ビジュアル的な魅力と全ての完成度が高かった。