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shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』のレビューもあります。

「澠池城の攻防㊦ -封神台-」 『封神演義』第159回

「澠池城の攻防㊦ -封神台-」

封神演義』第159回

 

なんと生きている仙道も封神台の中に入れる事が可能と判明した回。これによって、既に封神された人達と再び会える事になったのだが…。

う~ん…。最終回後を考えたら必要な設定なんだけど、この時期に明かす必要は無かったと思う。これなら姫昌や黄飛虎や普賢真人ともいつでも会えるとなってしまい、この後の展開に色々と無理が生じてしまった。

 

太公望はどの時点で封神台の中に入れる事を知ったのか。仙界大戦後の涙を流した場面や桃源郷の雲の中で普賢真人達の姿を見た場面を見ると、この時点では太公望は封神された人々と再会出来るとは思っていなかったようだ。これ以後となると太上老君に夢の中で教えられた可能性が考えられる。太公望太上老君と別れてから澠池城に直行しているので、封神台の中に入れる事を教えられたが実際に入った事はまだ無いと言うのと辻褄が合う。

 

封神台のメンテナンスをしているのは柏鑑と言う妖怪仙人。封神台は元始天尊宝貝なのでメンテナンス係を指名したのも元始天尊なのだろう。自分の傍らに白鶴童子を置き、切り札である燃燈道人のもとには黒鶴童子を派遣し、封神台のメンテナンスを柏鑑に任せる等、元始天尊は人間の仙道だけでなく妖怪仙人にも重要な仕事を与えている事が分かる。

 

柏鑑によると封神台は魂魄を牢獄に閉じ込めるものではなく仙道が次の形へと進む為の待合場所であるとの事。この「次の形」と言うのは最後に出てきた「神」の事を指しているのだろうか?

 

封神台の中の順番ってどうなっているのかな? 封神された順番ではなさそうだし、あいうえお順でもなさそうだし…。(馬元(ば)→聞仲(ぶ)→魔家四将(ま)となっているが、あいうえお順ならこの間に風林(ふ)が入らなければならない)

 

「複雑な顔をしておるのう、高蘭英」(ニヤニヤ)

悪趣味ですよ、太公望

 

「…私は…あの人と一生を共にすると決めたのよ。共に成長してゆこうと…。ただ、あの人にとって聞仲様の存在は大きすぎる。いつまでも、あのお方の影を追うだけの男でいて欲しくないと思うわ」。

あくまで高蘭英は夫・張奎を見ている。この二人がどのように出会って、どのように結婚を決めたのか見たかったなぁ。

 

聞仲が張奎に伝えた言葉は「私のために戦うな。自分のために戦え」であった。張奎は聞仲を追いかけるあまり聞仲と同じ道を歩もうとした。しかし、聞仲と張奎は違う人間。性格も違えばこれまで過ごしてきた人生も違うし人間関係だって違う。張奎がこの先も生きていく以上、いつか必ず聞仲とは違う道を歩まなければいけなくなる。

因みにこの聞仲と張奎の関係に近いのが黄飛虎と天化。聞仲の死後、張奎は聞仲と同じ道を歩こうとし、天化もまた黄飛虎と同じ道を歩こうとした。しかし、無理矢理に自分の人生を父・黄飛虎の人生と合わせようとした天化の行動は歪みを生み「死」と言う終幕を早める事になってしまう。

…封神台の中に入って封神された人と会えるのなら、今回の張奎と聞仲のように天化と黄飛虎を会わせれば良かったのにと思う。そういう解決方法を作り出してしまったので自分は今回の「実は封神台の中に入れる」はこの時点ではまだ明かしてほしくなかった。