「牧野の戦い⑥ -紂王、牧野に孤立を知る-」
『封神演義』第168回
おおっ!? あの哪吒が楊戩と協力して人助けをしている!!
今回の紂王戦で楊戩は何度か武吉に変化している。宝貝を使用出来ない天然道士の武吉だがその突出した身体能力は応用が利いて使い勝手が良さそうだ。
体を硬くした紂王の羽と手足を切り落とした天化。莫邪の宝剣は精神力の強い者ほど威力を発揮すると言う設定なので、現在の天化の強さがよく分かる。
そんな天化を哪吒は「やはり強いな」と評するが、楊戩は何か気になる事があるのか無言で天化の戦いを見つめている。
天化の「あんたはもう天子じゃねぇ! なぜなら誰もあんたを天子と思っちゃいねぇからさ!!」から始まる紂王が自分の孤立を気付かされる展開は「哀れ」の一言。「愚か」でもあるが、それ以上に「哀れ」に見えた。
「牧野の戦い⑦ -終結-」に続く。