翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「歴史の道標五 -第三の島・蓬莱島-」 『封神演義』第176回

「歴史の道標五 -第三の島・蓬莱島-」
封神演義』第176回

 

第三の島である蓬莱島が遂に登場。その場所はなんと大西洋! 「西にある」とは言っていたが、まさかそこまで西とは思わなかった。
封神演義』は古代中国が舞台になっているが、女媧は設定を見るに古代中国以外の土地の歴史にも色々と干渉していたんだろうなぁ。

 

その女媧もいよいよ本格的に登場。
この頃のデザインは『リング』の貞子を思わせるもので、ホラーが苦手な自分は結構怖かった。

 

女媧はまだ覚醒が不安定なので妲己と妖怪達に太公望達の始末を命じる。ここで妖怪数体に妲己と同等の力が与えられるが、おそらくこれが「梅山の七怪」になる予定だったのだろう。太公望側が7つのスーパー宝貝を揃えるので、当初は太公望チームと梅山の七怪で七戦行う予定だったと思われる。
張奎との戦いで封神台の秘密がいきなり明かされたり、牧野の戦いで申公豹が謎について一気に話し始めたり、梅山の七怪の伏線が張られたのに燃燈道人があっという間に倒してしまったりと、この頃になると急展開が多くなった印象がある。さすがにここから数年にわたって連載が続く予定は無かっただろうが、24巻か25巻あたりの終了予定が23巻で終了となったみたいな雰囲気は感じる。

 

蟬玉と土行孫の二人を連れて空を飛ぶ事になった道行天尊。
こらこらこら! 仮にも十二仙の一人を鞭で打つなよ、蟬玉!
と思ったが、そう言えば彼女は金鰲出身なので崑崙の上下関係は気にしなくても良かったんだ。(でも、土行孫は自分の師匠と同列の道行天尊に対する蟬玉の仕打ちに冷や冷やしていただろうなぁ……。道行天尊の性格上、蟬玉にやられた分は後で土行孫に仕返ししそうだし……)

 

太公望率いる崑崙山2の発進を見届けた元始天尊は「太公望よ…、どうか…重い運命に潰されぬよう……」と呟く。今思えばこの時の台詞は弟子にかけるものとしては言い回しがちょっとおかしい。(「潰されてはならんぞ」とか「潰されるなよ」とかになると思う) ひょっとしたらこれは伏羲にかけた言葉だったのかもしれない。

 

崑崙山2爆裂4連発!!!」に続く。

 

 

封神演義 20 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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