翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「歴史の道標十二 -宝貝『改造』人間!!-」 『封神演義』第183回

「歴史の道標十二 -宝貝『改造』人間!!-」
封神演義』第183回

 

これまでの哪吒は「戦う事そのものが目的」なところがあったが今回は「天祥との約束を守る」事を目的としている。自分の為だけに戦うのではなく他人の為に戦うとなった。

 

「絶対勝つ」と天祥に約束した哪吒は太乙真人に自分を改造するよう命じる。哪吒本人は自覚しているのかどうか分からないが、彼が太乙真人を信頼している事が分かる場面。何だかんだ言いながらも哪吒は何かあったら太乙真人に話を持っていっている。それは「太乙真人に話せば問題は解決する」と言う確信があるからだ。

 

基本的に哪吒のパワーアップは太乙真人の改造に依るところが多い。ある意味、哪吒は太乙真人に依存しているとも言える。そんな哪吒は遂に宝貝『改造』人間となってスーパー宝貝まで使用出来るレベルとなった。
実はこの後だが、女媧の山河社稷図に閉じ込められて太乙真人と接触出来ない状態で哪吒は特訓によって自力で金蛟剪の力を完全に引き出してパワーアップした。さりげないがこれは「親離れ」による「成長」と見る事が出来る。

 

太乙真人が哪吒を改造している間、崑崙山2は自動運転になって雲中子が管理する事に。「自動運転」なので太乙真人の時ほど細かい操作は不要なのだろうが、ここでエネルギー値の高い竜吉公主ではなくて雲中子が頼まれた事で彼の能力の高さが分かる。

 

李靖「太公望も一枚かんでるのか…」。
最初は「太公望どの」「太公望くん」とか言っていたのにいつの間にやら呼び捨てになっている李靖さん。

 

圧倒的火力で攻撃した哪吒だったが爆炎で王貴人の糸を見失って苦戦する事に。
う~ん。結局、哪吒って戦い方はあまり変わらなかったなぁ。圧倒的な火力で押して押して押しまくるで結局は苦戦しちゃう。李興覇戦で太乙真人が言った「あの子は頭を使う戦い方を覚えた。もう負ける事はありえないね」の台詞って一体……。

 

哪吒が倒された時の李靖の反応が好き。やっぱり父親なんだなぁと感じる。

 

歴史の道標十三 -マジカル変身美少女胡喜媚七変化-」に続く。

 

 

封神演義 21 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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