翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「歴史の道標十三 -マジカル変身美少女胡喜媚七変化-」 『封神演義』第184回

「歴史の道標十三 -マジカル変身美少女胡喜媚七変化-」
封神演義』第184回

 

最初はちゃんと服を着ていたのに段々と半裸族になっていった哪吒が遂に長袖を!
口元も覆われて、これで寒い冬が来ても大丈夫だ!と思ったらお腹が丸出しになっていた。こんなに重装備になったのにどうしてそこを開けた……?

 

この話は何度読んでも「それを破壊されたら一巻の終わりと言う本体の位置の移動」と「スーパー宝貝を内蔵した事」を哪吒本人に秘密にしておく必要がどこにあったのかが分からない。「負けたと思ったら復活してパワーアップ!」が男のロマンである事は分かるけれど……。

 

今回の哪吒の「死んだと思ったがパワーアップして復活する」と言う展開は実は張公明戦の太公望と同じだったりする。

 

金蛟剪を初めて使った哪吒は4匹の龍を出すがここが限界。使い慣れているかどうかの違いもあるが、この時点の哪吒でも金蛟剪の力を完全には引き出せないと言う事を考えると趙公明はやはり強かったんだなと言う事が分かる。

 

金蛟剪の龍が王貴人の紫綬羽衣を食べてしまう。以前に趙公明が使った時も打神鞭の風を食べていたし、四不象のように宝貝エネルギーを捕食出来るのだろうか?

 

王貴人「いやああっ。またこんなサギまがいの方法でやられるのぉ!? おのれ太公望ぉ~っ!!!」、
太公望「なんでわしなのだ?」。
いやいや、あんたが哪吒に金蛟剪を移植しようと言ったのだから、この結果はあんたのせいでしょ。

 

胴体を串刺しにされても封神される事が無い王貴人はある意味で凄いのかもしれない。

 

四不象との結婚を宣言する胡喜媚。
おかしな人扱いを受けるが、そもそも妖怪仙人は様々な動植物、さらには気体や鉱石までいるので、結構な確率で異種間恋愛が起きると思う。

 

この胡喜媚戦だが、「四不象が敵側に付く」「胡喜媚の変化に太公望が翻弄される」と言った展開が太公望初の完全敗北となった序盤の妲己戦と同じだったりする。(そして今回の胡喜媚戦が太公望最後の完全敗北の戦いとなる)

 

歴史の道標十四 -時をかける妖怪-」に続く。

 

 

封神演義 21 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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