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shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』のレビューもあります。

「グレート・マザー⑤ -吸収-」 『封神演義』第199回

「グレート・マザー⑤ -吸収-」

封神演義』第199回

 

これまでは宝貝と言う道具を使っての戦いだったが女媧は自分の肉体からエネルギー弾を直接発射すると言う『ドラゴンボール』のような戦闘を開始。「何度も世界を滅ぼした宝貝」を持つ女媧であったが、実は宝貝を使うよりも生身でフルパワーを発揮した方が遥かに強かった。やはり女媧は『封神演義』と言う作品の中でも規格外の化け物である事が分かる。

 

女媧の攻撃によって朝歌から見える場所も被害を受ける。

蓬莱島のワープゾーンは大西洋にあったのだが、女媧の肉体を手に入れた妲己太公望を連れて中国まで戻っていたようだ。ページをめくったらあっさりと地球に戻っていたのであまり時間が経っていないように見えたが、実は妲己太公望の二人は数日(数週間?)かけて蓬莱島から中国まで戻っていたのかもしれない。

 

そう言えば物語の序盤では空を飛ぶ事が結構珍しかった感じがしていたのだが、いつの間にか皆普通に空を飛んでいるよね。

 

太極図・戦闘形態の能力によって太公望宝貝を通して仙道から力を集める。

強敵と戦う為に主人公が大勢の人の力を借りるのは『ドラゴンボール』の元気玉を思い出す。正確には元気玉は皆の元気を集めて巨大なエネルギー弾を作るのであって孫悟空自身の強さを底上げするものではないので(実は映画で一度だけやった事があるのだが)、どちらかと言うと『ウルトラマン物語』の超ウルトラ戦士(スーパーウルトラマン)の方が近い。簡単に説明すると超ウルトラ戦士はウルトラ兄弟5人の力をウルトラマンタロウに集める事でウルトラマンタロウを金色のオーラを発する超ウルトラ戦士へとパワーアップさせると言うもの。

少年漫画等では「力を合わせて勝つ」と言うテーマが多く、敵が「たった一人で強い力を持つ」のに対して主人公が「皆の力を集めて勝つ」と言う展開はテーマに合致していると言える。

 

仙道の力を得た太公望は髪の毛が逆立ち、耳が尖り、牙が生え、顔に文様が浮かび上がると言う異形の姿に。ちょっと妖怪っぽいのは「太公望は太極図を「癒やす」のに使った」のに対して「王天君が加わった事で太極図を「戦い」に使えるようになった」と言うのが関わっているのかもしれない。

 

封神演義』は第1回から見ていくと最初は「太公望VS妲己」の構図から始まったのが最後に「太公望(伏羲)VS女媧」の構図に変わったと言う感じになるが、時系列で見ていくと最初から最後まで「伏羲VS女媧」と言う構図になっていて、太公望妲己はその中で伏羲や女媧と関わった人物の一人と言う感じになる。なので第1回から見ると妲己との決戦が無い事にやや拍子抜けを感じるが時系列で見ると女媧との決着を話の軸に据えた展開は納得が出来る。

 

今回の戦いで太公望は女媧に対して『キン肉マン』のキン肉ドライバーをかける!

その後の巨大な手の形をしたエネルギーが女媧を押し潰すのは『機動武闘伝Gガンダム』の石破天驚拳っぽい。ひょっとしたらこの戦いは色々なバトル作品のパロディと言うかオマージュをしているのかもしれない。『封神演義』でも珍しい肉弾戦&エネルギー弾の応酬と言うドストレートなバトル展開なので。