翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「秘密の訓練場の段」 『忍たま乱太郎』25期第36話

「秘密の訓練場の段」
忍たま乱太郎』25期第36話
2017年5月29日放送

 

「ありがたいお地蔵様の段」の後日談。
「ありがたいお地蔵様の段」では乱きりしん、一年い組の伝七と左吉、三年生の左門と三之助と孫兵、四年生の三木ヱ門が出ていた。今回は一年い組の対として一年ろ組の斜堂先生が出て、三年生の代わりに二年生が出て、四年の会計委員会である三木ヱ門の代わりに四年の作法委員会である喜八郎が出ている。山田親子は対となるものが思い浮かばなかったが何かあったかな?

 

今回の文次郎の訓練はイメージトレーニング。イメージトレーニングが出来るほどの集中力はさすがなのだが、その一方でイメージの世界に入り込んでしまった為に現実の出来事に対処出来なくなってしまっていた。喜八郎やしんべヱは別に隠れていたわけではなくてすぐ目の前にいたのだから普段の文次郎なら対処出来たと思うのだが「今この場所にいるのは自分一人」と言う思い込みの為に見落としてしまっていた。忍たまの中では実力上位の文次郎だがまだまだであった。

 

まだまだと言えば、さすがの六年生でも山田親子の喧嘩には全く対応出来ていなかった。昔の話でも留三郎が山田先生とドクササコの凄腕忍者の戦いにただただ驚くばかりだった話があったが、ここは忍たまとプロ忍の間にあるレベルの差と言うのを感じる。

 

山田親子の喧嘩に割って入ってしまった為に面倒くさい事に巻き込まれてしまった文次郎。家族の事になると山田先生も利吉さんも大人げなく感情的になるので対処が難しい。落とし穴とかしんべヱの鼻水とか目にも止まらないスピードで動く物体とかはまだ忍者のトレーニングに応用出来るが他人の家庭問題は想定外でさすがの文次郎の緊張の糸がぶつ切りにされてしまった。

 

訓練が上手くいかなかった文次郎。仙蔵に事情を話す時に思わず泣きそうな顔になっている。おそらくこれは下級生には絶対に見せない顔だし、たとえ同級生でも他のクラスの忍たまには見せない顔であろう。同室の仙蔵にだからこそ見せられる顔だった感じがする。

 

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