shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』と柴田亜美さんの『南国少年パプワくん』のレビューもあります。

「保健委員の精神の段」 『忍たま乱太郎』25期第49話

「保健委員の精神の段」

忍たま乱太郎』25期第49話

2017年6月15日放送

 

「乱太郎がイノシシを助けた」と言うハートフルな話。

 

ちょっと深読みすると、

乱太郎が怪我をしたイノシシを助ける時に「戦場で怪我をした兵士」の話が出てくる。伊作が兵士を助けた時の話を基に乱太郎はイノシシを助けるので、「イノシシ=兵士」と見る事が出来る。

イノシシが畑を荒らしたのは子供に食べ物を与える為で悪意は無い。小松田さんがイノシシに手裏剣を打ったのは忍術学園の畑を守る為で悪意は無い。どちらも悪意は無いのだが、忍術学園の畑を荒らされて小松田さんは怒り、手裏剣を打たれたイノシシも怒りをあらわにしていた。お互いに悪意が無くても怒りが生まれて憎しみ合う関係が作られてしまう。

しかし、乱太郎は忍術学園の畑を荒らしたイノシシの事情を知り、怪我をした生き物は放っておけないとしてイノシシの治療をする。これによってイノシシの人間への怒りは解かれた。おそらくイノシシは乱太郎の忠告を守って今後は畑を荒らす事はしないであろう。こうして小松田さんのイノシシへの怒りも解かれる事となる。乱太郎の掲げた「保健委員の精神」によって両者の怒りが解かれて争いの種が一つ消えたのだった。

今回の小松田さんとイノシシの話はそのまま人間社会にも当てはまる。敵の兵士にも家族がいる。でも、様々な事情で人間は争いを繰り広げる。でも、その争いはまた新たな怒りや憎しみを生み、さらなる争いへと繋がる。そんな負の連鎖を止める事が出来るのは乱太郎が今回の話で見せた「保健委員の精神」なのかもしれない。

 

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