shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』と柴田亜美さんの『南国少年パプワくん』のレビューもあります。

「ようこそ パプワ島へ♡」 『南国少年パプワくん』第1話

「ようこそ パプワ島へ♡」

南国少年パプワくん』第1話

 

文明社会の人間が自然と驚異に満ち溢れた孤島へと流れ着く話で、どちらかと言うとモンスターが登場するパニックホラーを思わせる設定。「人間ほどの大きさで人語を発するカタツムリ」と言うよく考えたらクリーチャー以外の何物でもないイトウくんが怖くないキャラクターになっているのが本作の特徴。

 

金や女に執着し、ガンマ団ナンバーワンと言う肩書きを持ってナイフを振り回す大人が島の子供にいいように振り回されると言う価値観の崩壊が面白い。子供のパプワが大人のシンタローを「召し使い」としてこき使うわけだが、最後に「今日からおまえも友達だ!」と言っている。この事から、大人と子供の関係を逆転させると言うのはあくまで表面的なもので、実は大人と子供を「友達」と言う対等の関係で繋ぐのが本当のテーマだった事が分かる。

 

「浜辺に打ち上げられた気絶した青年を見付ける島の人間」と言う場面で2017年に公開される『ワンダーウーマン』の予告編を思い出した。この作品では浜辺に打ち上げられた青年を島に住むダイアナと言う女性が見付ける事から話が動くらしい。因みに、『ワンダーウーマン』のこの場面は『リトル・マーメイド』(いわゆる『人魚姫』)をオマージュしているらしい。パプワとシンタローの運命の出会いは人魚姫的な要素もあるのかもしれない。

 

船か飛行機で日本に帰ると言うシンタローに対してパプワは「ヒコーキってなんだ?」と返している。さりげないが、ここで船について質問させなかった事で「パプワは飛行機の事は知らないが船の事は知っている」と言う事が分かる。

因みにこの第1話でシンタローは飛行機に乗って日本に帰る事は出来なかったが、後にサービスが来た時にヘリコプターに乗って日本に一度帰っている。

 

シンタローの回想でコタローが登場。まだ子供なのにピアスを付けている。右耳にピアスを付けているのは「守られる人」と言う意味があり、現在のコタローの立ち位置を示している。(『PAPUWA』でのコタローは右耳にピアスを付けなくなる)

 

「今日からおまえも友達だ!」

 

twitter.com