shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』と柴田亜美さんの『南国少年パプワくん』のレビューもあります。

「希望への扉」 『南国少年パプワくん』第34話

「希望への扉」

南国少年パプワくん』第34話

 

アニメはここで一旦完結となった話で、シンタローのパプワ島での日々にひとまずの決着が付けられる事となった。イトウくんやタンノくんと言ったナマモノだけでなくミヤギやアラシヤマ達と言った刺客達も含めて皆が食事時に集まると言うのがパプワ島ならでは。

パプワが皆を食事に呼んだのはシンタローと皆のお別れ会みたいなのをしたかったのかな。

 

シンタロー「どこのどちら様でございましょうかねぇ」、

ミヤギ「ふ…丁寧な言葉の中にも冷たい言い回しが効いてるべ、シンタロー!」。

アラシヤマがシンタローの友達になってシンタローに対して皮肉や批判を言わなくなったので、その辺りをミヤギが担うようになった。パプワ島に来てからのミヤギは打倒シンタローを掲げているが、かつてはシンタローを憧れの対象として見ていた。打倒シンタローを掲げたりシンタローに対して物申したりする一方でサービスとの戦いの時に協力を頼まれて素直に喜ぶところを見ると、ミヤギは憧れの存在だったシンタローに認められたい、対等の立場になりたいと思っているのかもしれない。

 

パプワ島からいなくなるシンタローの代わりにトットリ達がアラシヤマの友達になってくれるはずと言う話が出るとトットリ本人は「僕ぁ、アラシヤマ好かんだっちゃ…」と呟く。そう言えば、大運動会後の秘石争奪戦でトットリはアラシヤマに蹴りを入れられていたなぁ。士官学校時代もアラシヤマは捻くれていると指摘していたし。アラシヤマとミヤギは全く逆のキャラクターなので、ミヤギを慕っているトットリからするとアラシヤマのようなキャラクターは合わない相手なのかもしれない。

 

日本に帰る事になったシンタローだが「またいつかきっと…」と言う言葉に対してパプワから「いつだ。いつかなんて日はいつだ!」と返される。食事の場面でもシンタローは夕食の事を考えたり秘石をパプワ達に託してガンマ団とパプワ島の繋がりを残してしまったりと全体的に「ケリを付ける」事が出来ていないのに対し、パプワはシンタローの作ったご飯を食べ終えると「ごちそうさま」と言う等、シンタローとの関係に決着を付けようとしている。

おそらくシンタローもパプワも「シンタローが日本に帰ったら、もう二度とパプワ島に帰って来ない可能性がある」事を感ずいている。だからこそ、シンタローは「また」とか「いつか」と言う言葉を使ってその可能性を濁し、パプワは「ごちそうさま」と言う言葉を使ってその可能性を真正面から受け止めようとしている。

そして最後にパプワとチャッピーがパプワ島から自分を見送るところを見たシンタローは「また」とか「いつか」とか言ってしまう大人の弱さに気付き、そこから「もう二度とパプワ島には帰って来ないかもと言う可能性」を打ち消して「でも俺は…きっとこの島に帰ってくる」と自分とパプワに約束をするのだった。

 

「パプワ、今だからこそ俺は思うんだ…。俺がこの島に流れ着いたのは偶然じゃなくて、おまえと俺の運命だったと!」

 

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