shoryu20の忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』と柴田亜美さんの『南国少年パプワくん』のレビューもあります。

「東へ走れ!」 『南国少年パプワくん』第37話

「東へ走れ!」

南国少年パプワくん』第37話

 

扉絵は何故か上半身裸の5人。

ガンマ団は体育会系なのでこういう格好も良くあるのかなと思う。コージとか本編で上半身裸を見せても違和感無さそうだし。ただ、アラシヤマは人前で簡単に裸になりそうに無いイメージがあるんだよな。

 

自分は今まで敵だったメンバーが仲間になる話が好きなので今回の刺客集合は見ていて盛り上がった。主人公の為でなくて「若くて美しいなら俺だろ?」と自分に自信があるからやって来たと言うのが彼ららしい。

ところで皆を集める言葉が「強くてカッコイイ」じゃなくて「若くて美しい」となっているのは男性と女性とでの価値観の違いなのかな?

 

シンタローも思わずツッコむベストフレンドの力関係。

初期の頃からトットリはミヤギの言う事を聞いてはいたんだけど、初期の頃のミヤギは納得出来る理由を説明していたのに段々とジャイアン的な雰囲気が出てきた。

ところでミヤギは「トットリは自分の方が男前だと思っているのでは?」と疑っていたが実際はどうなのかな? トットリはミヤギには従順だけど他のメンバーには結構辛辣な事も言っているので、実は内心では自分はミヤギより男前だと思っているのかもしれない。

 

ミヤギとトットリは「シンタローを助ける」よりも「若くて美しい」の方を重視して参加した感じだが、アラシヤマは「シンタローを助ける」を重視していて「若くて美しい」についても「友達のシンタローを助ける資格が自分にあって良かった」と言うふうに見える。

 

マジックがパプワ島やパプワの秘密にまだ気が付かない中、アラシヤマだけは赤の一族の謎に迫れる鍵を知っていた。「友達も欲しいけど世界も欲しい」と心の中で叫ぶアラシヤマだが結局は後のイリエくんとの戦いで「友情」を取っている。もしあそこで「友情」よりも「勝利」を選択していたら、友達のシンタローを見捨ててでもパプワ島に関する謎解きにして、秘石と秘石眼を持つ少年パプワを使って世界征服が出来た可能性もあった。

 

コージが再び登場し、ここからはレギュラー参戦。

ナマヅメハーガスくんも再登場したがこちらはレギュラー化はしなかった。されても終盤のシリアスな場面にハーガスくんがいると色々と困る事態になっていたところだが…。『PAPUWA』だとシリアスな場面にもハーガスくんを放り込みそうだけどね。

 

これまでシリアスキャラでギャグが殆ど無かったサービスだが今回は分厚いコートを着て優雅にアフタヌーンティーを楽しんだり、高松に学生時代(何十年前の話だ!?)に貸した4万円を催促したり、43歳なのに「若くて美しい」と言う条件に加わろうとしたりとかなりコミカルな一面を見せた。事態が事態だったので今まで気を張っていたが、今は同期の高松がいるので少し気が安らいでいるのかな? 学生時代のサービスはこういう女王様だけどお茶目な部分もある人物だったのかもしれない。

 

これまで周りを振り回すタイプだったマジックだが今回はかなり周りに振り回されている。素手でジュラルミンの鍋を作ると言う全く意味の無いギャグが好きw

今回は全体的に振り回されていただけに終盤の「勝手に島に上がり込んだ無礼は詫びよう。しかぁしィ~、息子のためだッ! 退くわけにはいかァアん!!!」の格好良さが引き立った。

 

カムイはこの時点で「シンタローはマジックの息子の肉体に送られたジャンの精神体のコピー」と言う事を知っていた。ただし、本当はさらに一捻りあって「マジックの息子の肉体に送られたジャンの精神体のコピーは既に消されていた」「シンタローは実はジャンの精神体のコピーに似せて作られたアスの影」であったが…。

カムイがシンタローの正体に気付いたタイミングは不明だが、お盆の時にシンタローの肉体と霊魂を分離しているし、シンタローの弟であるコタローの事も見ているので、ひょっとしたらこの時点で既に気付いていたのかもしれない。そうなると前回の話でカムイはシンタローの霊魂を偶然見付けたような事を言っているが本当はシンタローがパプワ島を出てから日本に帰るまでずっとそばにいて事態を見ていたのかもしれない。

 

ヨッパライダーはパプワ島においてはかなりの大物だと思うのだが、どうやらジャンの精神体のコピーをマジックの息子の肉体に送った事も知らされていなかったようだ。カムイに比べると激昂する事が多いので重要機密には触れさせてもらえていないのかな?

ヨッパライダーからしたらシンタローはジャンと瓜二つの顔なのだが、お花見の話でも特に言及しておらず、シンタローとジャンが同一人物である事もシンタローが青の一族である事も知らなかったところを見ると、単に「ジャンと似た顔の奴が来たなぁ」くらいにしか思っていなかったのかな? ヨッパライダーからしたら、死んだ(とヨッパライダーは思っている)ジャンと同じ顔の男とパプワが友達になっているのを見て、ジャンが死んでいなかったらこうなっていたのかなと感慨にふけっていたのかもしれない。そして、それだけにシンタローが宿敵である青の一族と知った時は激しい怒りを見せたのだろう。

 

マジックからしたら、自分達を青の一族の呪縛から解き放つ可能性を秘めた息子シンタローが実は自分達兄弟をバラバラにした一因であるジャンのコピーだったと言うのは色々と衝撃が大きかっただろうな。(この後マジックは第44話まで消息が不明となる)

 

「若くて美しい男の力が必要じゃ!」